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母の日のフラワーギフトで有名なネットショップ店長3人に聞きました。2020年・母の日ギフトの傾向とトレンドを大公開。今年は動き出しが早く、観葉植物が売れている?

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、外出自粛の影響で人々の消費行動、購買内容に変化が生じています。
緊急事態宣言の発令によってイベントの中止や、営業活動を自粛せざるを得ない百貨店も多く、2020年の「母の日商戦」にも大きく影響を与えそうです。

そこで母の日.meでは、5月10日の「母の日」に向けてフラワーギフトを販売するお店に対し、今年の傾向や外出自粛の影響について取材しました。

Flower Kitchen JIYUGAOKA(東京都目黒区)

例年との比較で何か変わったことはありますか?

今年は早い時期から母の日ギフトのご注文を頂いています。ただ、切り花の入荷が不安定で、花束やアレンジメントの商品が少なく、鉢物も不安定のため、前年より在庫や商品数を落として慎重に仕入れを進めています。生花鉢花に関しては他のお店も同じような状況で、それほど多くの在庫を積めないため、今年は早めに売り切れが出てきそうです。

今年のトレンドはありますか?

単品よりも、お花とスイーツを組み合わせたセット商品に注文が集まっている傾向です。当店ではリースも人気です。また、在宅勤務が増えている影響で「観葉植物」の需要が伸びています。

 

ハッピーガーデン(千葉県山武市)

例年との比較で何か変わったことはありますか?

今年はコロナの影響でお店に行けないため、毎年ショッピングモールや街のお花屋さんで母の日ギフトを予約されていた方がインターネットに流れている傾向にあります。うちのお店も実店舗での販売よりネット販売が好調です。今年は早くから母の日の準備をされる方が多いと感じています。また、例年縮小傾向にあった鉢花は今年は好調で、早めに売り切れるかもしれません。自粛モードで在宅率が高いことから、自宅の花壇の手入れやガーデニングをされる人が増えているようです。

今年のトレンドはありますか?

観賞用の癒しの植物に注目が集まっています。中でも身近で楽しめるのが盆栽で、藤の盆栽や、今年はお花見が出来なかったため、母の日に咲く桜の盆栽が人気です。当店では、ユリの鉢花と、赤ではなくピンク色のカーネーションが人気です。

 

ゲキハナ感激安心のお花屋さん(東京都昭島市)

例年との比較で何か変わったことはありますか?

外出自粛の影響で、ご自宅で時間が取れる方が増えたからかもしれませんが、今年は早い時期から母の日の準備をされる方が多いです。昨年と比べて、少し予算をアップされている方も多く、4,000円以上のプレゼントが売れています。

今年のトレンドはありますか?

うちのお店ではカーネーションを選ぶ方はとても少なく、今年は「紫陽花」が特に人気です。花形から花色まで多彩なので、選ぶのが楽しくなるそうです。特にお花が好きな60代以上のお母さんへのプレゼントとして、お求めいただく方が多いです。

 

お花・観葉植物でおうち時間を楽しくする

どのお店も「母の日ギフトの動き出しが早い」と例年に比べて消費者の購買内容に変化を感じていました。未だ先行きが見えないコロナウイルスの感染拡大。様々なお店が営業の縮小を求められる中、母の日ギフトへの影響を危惧して早めの準備を行う方が多いようです。

また「インターネットでの購入が増加している」という店舗もあり、外出自粛の影響が感じられます。ギフトの内容については、「観葉植物」が人気の傾向にあります。家にこもりがちで日々気持ちが滅入ってしまう中、室内の環境を整えてくれる他、目で見ても癒やされる観葉植物は今年の状況にぴったり。お母さんのおうち時間が楽しく、明るくなればという思いがあるのかもしれません。

 
母の日.meでは引き続き、聞き取り調査やアンケート集計を通じて「母の日ギフト・プレゼント」のトレンドについて調査して参ります。