オンライン紅茶専門店 TEA CLAN
意外と知られていないのですが「セイロン」はお茶の品種ではありません。スリランカ産の紅茶全般のことをセイロンティーと呼びます。(昔、スリランカがセイロンという名前であったため)
インドにダージリンやアッサムといった産地があるように、スリランカにも複数の紅茶産地があり、産地ごとに紅茶の特色が異なります。
「セイロンティー」とひとくくりにしがちなのですが、重厚な紅茶もあれば軽い紅茶もあり、黒糖のような香りの紅茶もあれば、草のような香りの紅茶もあります。それらの特徴を知ることで、その時の気分に合った紅茶を選べたり、どの産地の紅茶がどのお菓子や食事に合いそうなのか、ペアリングのヒントにもなります。
セイロンティーの産地ごとの特徴
爽やかで緑茶のような青々しさも感じるヌワラエリヤの紅茶は食事や和菓子とも合いやすく、ストレート向き。
清涼感や渋みを感じるウバはチョコレート等と相性がよく、ミルクティーとしてもおすすめです。
ディンブラは花のような香りがするバランスのよい紅茶で、焼き菓子やドライフルーツとの相性もよいです。
キャンディは渋みは控えめでフルーティーな甘みがあり、クセがないので色々な食べ物との相性がよいです。
ルフナやサバラガムワはともに黒糖のような甘さが特徴で、ミルクティーとしても楽しめます。ベイクドチーズケーキや焼き菓子など、しっかりとした食べ物にもよく合います。
茶園名入りの紅茶はおすすめ
流通している紅茶には「産地名」が入っていても、「茶園名」が入っているものは多くはありません。茶園が自身の威信をかけて、自信をもって出荷していますので、茶園名が入った紅茶を選ぶことは上質な紅茶を選ぶ手段の1つです。
TEA CLANではセイロンティーをはじめとした、名茶園の紅茶を飲み比べできるセットをご紹介しています。それぞれの紅茶の違いをぜひお楽しみください。上質な茶葉をそのまま詰めたティーバッグのセット等も、母の日のギフトとしても喜ばれるセットになっています。
世界三大銘茶 ダージリン1st、ウバ、キームン飲み比べセット
産地別特徴まとめ
- ヌワラエリア
標高の高い産地(ハイグロウン)の1つで、緑を思わせる香り高い風味が特徴です。セイロンのシャンパンとも称されます。 - ウバ
標高の高い産地で、世界三大銘茶の1つ。甘みやキレのある渋み、清涼感のある香りがほのかに感じられることが特徴とされます。 - ディンブラ
標高の高い産地で、ウッディーで、適度な渋みやコクがあり、「紅茶らしい紅茶」と言われます。バラのようなフラワリーな香りがするものもあります。 - キャンディ
標高が600m~1200mの標高(ミディアムグロウン)で、渋みが少なく、フルーツのような甘さが特徴。クセがなく食べ物と合わせやすいのが特徴です。 - ルフナ
標高の低い産地(ローグロウン)で、熱帯雨林に茶園があります。黒蜜のような甘い風味が特徴的で、スモーキーな香りがするタイプや甘みが強いタイプがあります。 - サバラガムワ
標高の低い産地で、ルフナから独立した地域。ルフナ同様、黒蜜のような甘い風味が特徴的で、ほろ苦さを感じる紅茶が多くつくられます。